平成27年度　承認企業

【テーマ】デザインコンクリートの普及と技術者育成を含めた新たな販売展開の確立

　さまざまなデザイン加工が可能なデザインコンクリート資材の販売と併せ、その普及に向けた技術者の育成研修を実施する。
　デザイン性を重視した施工を施すことで、これまでの塗装業のイメージを払拭し、若者を中心とした新たな技術者育成、雇用創出、既存業者の技術向上と付加価値力のアップを図る。当社は造形コンクリート資材取り扱いの沖縄地区総代理店であり、本計画を実施することで新たな販売機会の拡大につながる。

【テーマ】アジアマンガの翻訳・電子出版

　公共事業依存と本土からの下請け状態からの脱却を図るために、アジアマンガの日本語化・英語化、日本・米国などへの販売を行います。
　主に東京で、無料冊子配布やアジア人作家を招いてのイベントを実施し、アメリカンコミック、バンドデシネ（ヨーロッパマンガ）に次ぐ、新たな海外マンガ市場を構築します。

【テーマ】顧客との関係性を築くための提案型総合家電サービス（家電ソムリエ）の展開により事業基盤の安定を図る

　大型家電量販店と修理・メンテナンスの差別化を図るため、「街のでんき屋さん」をコンセプトに、顧客視点に立った家電の購入から使用方法、メンテナンスまで一貫した専門サービスを提案型にて提供していく「家電ソムリエ（アドバイザー）」を目指す。
　店舗近隣の高齢者や子育てファミリー層にターゲットを絞り、危険で負担を伴う大型家電のクリーニングや修理から電球１個の取替え、使い方から節税に関するアドバイスなど、営業時間外でも家電に困った事に対して迅速に対応していく体制を作り、顧客との信頼関係を構築して、終局的には家電の購入や家電のメンテナンスの受注につなげていく。

【テーマ】自社開発のホームページ作成システムをOEM販売形態に変更し販売する

　今回の経営革新計画ではホームページ制作事業者として培ったノウハウを活かして製作された「ホームページ作成システム」を短納期、低コスト、かつ契約者が収益事業を行えるOEMパッケージとして提供する。
　この販売形態により
　・商圏を県内から県外へ広げる（客数アップ）
　・販売時の業務効率を上げる（経費削減による利益向上）
　ことにより、経営革新を行う。

【テーマ】県産原材料を活用した安心・安全なペットフードの商品化

　現在中国産食材の問題がクローズアップされ、食材への安全・安心が以前にもまして高まっている。飼い主にとってはペットにも同様なことが言えると考え、今回県産品を原材料とした健康に良いペットフードを製造する。県産青果物の端材を使用することで廃棄物の有効活用と原材料が、安全・安心の県産青果物といった付加価値も付く。原材料調達は県内で無農薬栽培を実施しているところと提携し、より付加価値の高いペットフードの商品化を目指す。

【テーマ】生産性の高い環境配慮型生ごみ処理ラインの構築による顧客満足度の向上と新規顧客の開拓

○那覇空港、ホテル、商業施設等を主な顧客として糸満工業地区内に設置した処理施設に生ごみ処理装置を導入し環境対策に配慮した廃棄物処理を行っている。
○課題は、①水分量の多い生ごみの脱水等が不十分なため悪臭が発生する場合がある。②破袋分別機がないため生産性が低く事業拡大の制約となっている。
○脱水機及び破袋分別機を設置した前処理ラインを整備し環境対策の徹底と生ごみ等の受入れ拡大を図る。
○周辺に工場等が近接し拡張が困難な立地条件の中で最適な処理ラインを整備し環境配慮型生ごみ処理施設のモデルを構築する。

【テーマ】地域密着型新サービスの提供と「伝える」営業戦略による「老舗」の底力発揮

○やや減少傾向にある売上の現状を打破するため、地域ニーズの掘り起こしとお土産市場への新規展開を図る。
○老舗としての強みを活かして子育て世代を対象としたお菓子作り教室の開催、誕生日ケーキの宅配サービス等地域密着型の新たなサービスを提供しニーズを掘り起こす。
○「待ち」から「伝える」営業戦略への転換を図り、生産力フル稼働を実現する。
○これまでの県産素材を用いたお菓子作りの経験とショックフリージング（急速冷凍）の独自の技術を活かして県産素材を活用したお土産用焼き菓子の新商品開発の取り組みを強化する。

【テーマ】QRコードを活用した新商品を開発・販売し、新規顧客を開拓する

　これまでの受託中心の事業形態から、自社開発した独自テンプレートとＱＲコードを自動生成するシステムを活用して、他社と連携した定型型の新商品を作り販売していくことで、当社の経営革新を図る。

【テーマ】一人用食材の生産及び販売コーナーの提案型営業

　当社は食品加工業を新規に営んでおります。昨今、食の形態は、単独世帯の増加で一家団欒が失われつつあり「個食」に大きく傾いている。これは独りで食事をとることを指す言葉と考えています。
　個食では、食材を買い、自ら調理しようとすると、１パックの量が多すぎ、一人用料理には使いきれないケースが多く不満となっている。
　そこで本計画において当社は、「一人用食材」を扱う新事業を開始する。具体的には、
①都度、都度の料理で全て使いきれる量に調整した、一人用食材の加工・販売を開始する。
②卸し先スーパーマーケット等に、一人用食材のみを陳列・販売するコーナーの設置を提案し、営業する。
　本計画をもって、個食の増加する現代の需要を捉え、顧客基盤を拡充し、経営革新と致します。

【テーマ】外注を内製化するために、新しい機械を導入する事で、経営革新を図る

○今回の経営革新計画では、印刷事業で培ったノウハウを活かして、受注から納品まで一貫した印刷体制を強化することで、経営効率と新たな販路拡大を図る。外注の生産設備の老朽化に伴い、その生産設備を内製化し、さらに、処理能力・スピード・品質管理・利便性が向上した生産設備を導入する。これにより、製造コストも削減でき、短納期となり経営の効率化も図れ、機動力を強化して新たな顧客獲得を目指す。

【テーマ】沖縄素材を活用したオリジナル商品の開発販売

　今回の経営革新計画では、スパの運営で培ったノウハウを活かし、業務用から一般消費者向けで商品販売の為の教育システムを付加価値とした特徴を持つ、商品を開発・販売拡大を図る。
　これにより、労働集約型で一人当たりの売上生産性を高めることで収益のアップ、競合他社との商品・サービスの差別化を図れる。市場調査を行い販売戦略をたて、販売先、販売地域、流通経路などを拡大して新規開拓に乗り出す。

【テーマ】安全性や作業効率の高い、新しい足場及び養生シートの役務の提供で経営の効率化を図る

今回の経営革新計画では、大手ゼネコンへの足場工事で培った、技術ノウハウを活かし、作業員の安全・健康にも配慮し、かつ作業効率の向上及び搬入搬出コストの減少が見込める足場・養生シート設営設備の新役務を提供し経営の効率化を図る。

【テーマ】戸建・集合住宅の空室をホテルとして運営するための管理運営システムの構築

【当システム構築による効果】
①貸間・貸家業を営む事業者（個人）への収益改善の提案。既存の不動産業の枠を超えたサービスの提供による他社とのコンサルティング力の差別化。新市場の開拓ならびに参入。
②既存ホテルとのサービスの差別化を目指す。既存のいわゆるリゾートホテルとは違い、低料金・低サービスを提供することにより、沖縄観光客が感じる沖縄の魅力「沖縄の海」をもっと楽しむ機会を提供。

【テーマ】「命名畳」等の商品をきっかけに、各家庭に応じた販売展開を図り、自社の収益力を高める

全室フローリングのアパートなどの増加により畳の需要が減ってきたため、畳製作だけではなく、もっと身近に感じるように畳を活かした独自の商品、計画的なイベントなどを行うことでお客さまに畳の良さを再認識してもらい、畳自体への購入や張り替え等の受注増加に繋げていく。

【テーマ】セントラルキッチンの稼働率向上及びインバウンド向けテイクアウト商品の開発

武蔵家は、地域住民をメインターゲットに15年営業しているラーメン店である。既存店と新店舗開業によりセントラルキッチンの稼働率の向上図る。新店舗は国際通りにあることで、立地に適したインバウンド向けの新商品開発を行い、新たな客層の取り込みを図ることにした。新商品は持ち歩き・食べ歩きに適したオリジナルカップで提供するテイクアウト商品とし、これまでの武蔵家ラーメンとは一線を画したブランド構築を図る。

【テーマ】ダイバーのニーズに特化した専用宿泊施設の開設

　当社周辺地域には、全国から多くのダイバー客が訪れるが、長期滞在をする上では、①宿泊料が高い、②器材の置き場が無い、③器材のメンテナンスがしにくい、等の問題点があり、観光資源を活かしきれていない面もある。そこで本計画では、既存ホテルをダイバー客のニーズに特化した施設に改築する。具体的な施策は下記の通り。
①海岸向きの1階部分の改装②ダイバー客に特化した設備の充実③器材のメンテナンスサービスの提供
　本計画を通じて、ダイバー客の長期滞在のニーズに応えていくことで、観光客数の増加による周辺地域の活性化、及び当社売上の増大・収益基盤の強化につなげていく。

【テーマ】ラッピング建築工事用シートの開発販売

　今回の経営革新は、建設工事の消耗資材の販売で培ったノウハウを活かし、建築工事用シート本体のオリジナル色・シート面へのオリジナル印刷を施した商品の開発・販売拡大を図る。
　これにより、防炎効果、防音効果のある工事シートに環境ＰＲ（メッセージ）やコマーシャル（広告・宣伝）が行える。また、機能性製品の販売が行えることで、経営の効率化も図れる。市場調査を行い販売地域を拡大して新規開拓に乗り出す。

【テーマ】生産性の高い環境配慮型生ごみ処理ラインの構築による顧客満足度の向上と新規顧客の開拓

○那覇空港、ホテル、商業施設等を主な顧客として糸満工業地区内に設置した処理施設に生ごみ処理装置を導入し環境対策に配慮した廃棄物処理を行っている。
○課題は、①水分量の多い生ごみの脱水等が不十分なため悪臭が発生する場合がある。②破袋分別機がないため生産性が低く事業拡大の制約となっている。
○脱水機及び破袋分別機を設置した前処理ラインを整備し環境対策の徹底と生ごみ等の受入れ拡大を図る。
○周辺に工場等が近接し拡張が困難な立地条件の中で最適な処理ラインを整備し環境配慮型生ごみ処理施設のモデルを構築する。

【テーマ】蓄光（りん光）材を活用した安全対策用の新製品を開発

　今回の経営革新計画では、これまでの研究開発を行ってきた蓄光（りん光）材を用いて、沖縄の民芸品や避難誘導道路標識等に有効活用して、安全対策に利用するものである。
　具体的には、災害時の安全対策の一環として蓄光（りん光）材を応用したアクセサリー、Ｔシャツ、民芸品を身体に装着して、暗闇でも自然発光機能で安全が確保される商品や地震や災害時における安全対策品、誘導標識等を提供して、経営の改善を図る。

【テーマ】ロボット用ソフトウェアの提案及び開発

　今回当社が取り組む計画として、今後ますます普及が見込まれるロボットに着目し、softbankが提供する”ペッパー”やそれに類似したロボットを活用したビジネスを展開する。
　主な取り組みとして、自社の強みであるロボットに組み込むプログラム開発にかかわり、ロボットを通じて介護、教育、流通、観光関係のエンドユーザのサービス・業務向上に貢献したいと考えている。

【テーマ】沖縄ハーブを利用したバスボムで新規販路の開拓

　今回の経営革新計画では、製造業で培ったノウハウを生かし、沖縄ハーブを使った従来にない香りを持つ商品の開発・販売拡大を図り、当社の課題であった冬場の売上向上の基盤商品を作ることを目標とする。
　当社の強みでもある化粧品製造免許を取得している事と、既存の事業である石けん製造の際に沖縄ハーブを安く仕入れていることを加味し、市場調査や当社の独自のルートによるアンケートを実施することで新規開拓に乗り出す。

【テーマ】新たな顧客を取り込む新商品開発及び直売店による販売強化

○伊良部大橋開通後に来島する観光客等に対して、自社商品の他、従来から生産されている自社商品を原料とした加工品などを、工場横に新たに設置したアンテナショップにおいて販売し収益の向上を目指す。
○伊良部大橋開通後に来島しやすくなった宮古本島に居住する地元客や県外観光客をターゲットとして、宮古本島の飲食店と連携して新たな商品を開発し、新たな顧客層の獲得を目指す。連携する飲食店が伊良部島へ新たに出店する２号店とも連携し、新商品の販売強化を図る。
○観光客増加を契機に、ＳＮＳなどを活用した広報宣伝活動を強化し、さらなる顧客獲得に繋げる。

【テーマ】隣接店舗を有効活用して体験型ワークショップで経営改善を図る

　今回の新しい取り組みでは、隣接店舗を有効活用してオリジナル企画（「琉球アロマコロンの制作」）の体験型ワークショップで集客を図る。特に自社の強みである調合技術を活かした商品作りで他社との差別化を図り、消耗品であるアロマの再販も見込む。予約を受けた顧客とは店舗内及びホテルでサービスを提供する。この方法により、公認インストラクターに活躍の場を提供し、自社店舗だけでなく、それ以外の観光施設での集客も可能となる。

【テーマ】地域の逸品を詰め込んだ「名店・地産」レトルトシリーズのプロデュースによる四方ニコニコ大作戦

　肉類卸の弊社の取引先である北部地域の飲食店と連携して、「店舗へ誘客を図る為の提案」を行い、既存取引先（飲食店）の売上アップを図ると同時に、弊社仕入の売上アップにつなげていく。また、同業者との差別化として、「地域名店シリーズ」を営業ツールとして活用し、北部地域の新規取引先（飲食店）の拡大につなげていく。
【やんばる地域の名店・地産レトルトシリーズ】の展開。
①生産者並びに既存卸先（飲食店）と連携した、名物メニューのレトルト化に向けた提案を図る。
②１人前に特化したレトルト食品を開発していく。
③卸先（飲食店・小売店）に、１人用食材（レトルト）を陳列、販売するコーナーの設置を提案する。
④試食販売による消費者へＰＲを行い、販売強化を図っていく。

【テーマ】太陽光発電システムの有料メンテナンス事業の確立・提案

　今回の経営革新計画では、太陽光発電システム（国内外メーカー多数取扱い）の販売・施工実績を活かし、太陽光発電システム設置後に起こり得る「メンテナンス」・「補償」問題に取り組んでいく事により、設置者にメンテナンスの重要性を認識させると共に、再生可能エネルギーをより身近で安全・安心なものだという事を広く普及していく。
　そのために各媒体において、メンテナンス事業の案内・宣伝活動を積極的に取り組んでいく意向である。

【テーマ】乳製品（ｶｯﾃｨｰｽﾞﾁｰｽﾞ）を使った、「たい焼き風お菓子」の開発と販売

　今回の経営革新計画では、当社の強みである乳製品製造で培ったノウハウを活かし、新商品の「おっぱ焼き」を開発・生産するものである。この商品は、新たにカッティージチーズを製造し、それを小麦粉と混ぜ、「たい焼き風の生地」を作り、さらに、その中の餡として、カッティージチーズ＋モッツァレラチーズを入れて、オリジナルの新商品「おっぱ焼き」を製造・販売展開して行くものである。
　既存の製造技術を活かすことにより大きな設備投資が必要なく、販売直営店で販売することにより経営革新を図る。

【テーマ】フルオーダー混合飼料の製造及び販売により、収益率の向上と事業の安定を目指す

　外部環境の変化による経営課題を克服するために、新たにフルオーダー混合飼料の製造販売を行う。具体的には、現在単品にて販売している飼料を、顧客の要望に応じて混合し、すぐに給与できる状態にて配送・納品を行う。
　この新たな加工収益により、利益率の減少を改善し、大手競合との競争を回避する目的である。
　今回の新しい取り組みは、自社の経営課題を解決するとともに、畜産業界全体の課題である担い手不足や高齢化に対しても有効であると考えている。顧客とのより近い距離で事業を進め、外部環境に左右されない強い事業基盤を確立することが本計画の目的である。