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更新日:2015年5月15日
南北大東島周辺は、マグロ・ソデイカ等の回遊魚が豊富な海域ですが、周辺が絶壁のため漁業活動が制限され、それが漁業振興の妨げとなっています。 このため、本漁港は地元のみならず、近海で操業する漁船の休憩・避難及び漁場開発の拠点として、水産業の振興に寄与することが期待されています。 本漁港は、全国でも例を見ない「大規模な岩盤掘り込み方式」の工法(注:陸域を開削する工法)で整備をしています。 |
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南大東漁港(南大東地区) |
平成27年3月現在
南大東漁港(北大東地区) |
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平成27年4月現在
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水揚げされたソデイカ 大東島周辺はマグロ・ソデイカ等の良好な漁場であり、南大東漁港の整備により前進基地港として東海域の漁場開発が可能となります。 |
漁港が整備される以前
南大東島は沖縄本島から約360km離れているため、漁船で約20時間かかります。このため沖縄本島等からの出漁は、、帰りの燃料をドラム缶等に確保して出航し、漁場の海象が悪くなった場合は、島影に隠れて天気の回復を待って漁を行っていました。
また、地元の漁船は直接接岸できる岸壁が無いことから、クレーンでつり下げて出漁し、帰港時間も決められていたため、漁業活動に制限がありました。
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クレーンで帰港する漁船 定期船は通常でも接岸できないため乗客もクレーンにて上陸した。
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整備状況
係留施設整備の完了により、漁船の係留・接岸が容易に安全にできるようになり、漁業活動の制限がなくなったほか、漁船の大型化が可能となりました。
写真で見る南大東漁港整備の歩み
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