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更新日:2013年8月29日
1.事業所名
あけぼの学園(知的障害者更生施設)
2.経営主体
社会福祉法人沖縄県社会福祉事業団
3.所在地
沖縄県宮古島市平良字西仲宗根745の5
4.定員
知的障害者30名
知的障害児12名
特に評価の高い点
1.誤薬ゼロをめざして取り組み、目標を達成した
誤薬は人的ミスがほとんどといわれて、昨年度発生した3件の誤薬について、リスクマネジメント委員会で検討した結果、対応策としてマニュアルに沿って服薬時の名前の確認から与薬チェツク表での最終確認までを確実に実施するとともに、朝・昼・晩の薬袋を色分けするなどの工夫をして、調査時点で誤薬ゼロを達成している。
2.個別支援計画の作成・見直しが組織的に行われ、支援経過記録が整備されている
個別支援計画を組織として6か月に1回以上評価及び見直しする体制がとられている。約1か月の期間を定めて、その間に利用者や家族の意見を聴取し、関係職員が参加して計画が作成されている。また、支援経過記録は個別支援計画に則した記録となっており、定期的に決裁が得られている。
3.利用者を尊重する姿勢がうかがえる
職員行動規範でプライバシー保護が謳われ、職員は行動規範に沿った利用者支援に努めている。利用者の意見やアンケート調査の結果を尊重してレクリェーションを増やしたり、献立に利用者の要望を取り入れる工夫がされている。聞き取り調査で食事の満足度が95%と高いことからも評価できる。さらに、整髪やカットは全利用者が地域のなじみの理・美容室を利用し、行くことを楽しみにしており、利用者の意向に沿った支援が行われている。
改善を求められる点
1.日常生活支援に関するマニュアルの整備が求められる
事故対策やリスクマネジメント等の管理運営面におけるマニュアルは整備されているが、日常生活支援における食事や入浴、排せつ等のマニュアルの整備が不十分である。標準的な日常生活支援のマニュアルの作成を急ぐとともにマニュアルに基づく研修が望まれる。
2.地域への貢献に期待したい
地域との交流は各種祭りやスポーツ大会等を通して行われているが、地域の拠点施設として地域住民が施設に求めているニーズを把握し、相談や講演会等を計画するなど地域貢献に一歩踏み出すことに期待したい。
3.自己評価の実施と施設内研修の充実及び研修記録の整備が望まれる
サービスの質の確保について法人として自己評価を実施する仕組みは確立されているが、施設として自己評価が実施されていない。自己評価を実施し課題を明確にして、内容の共有化を図る為の職場内研修(OJT)の強化と研修実施記録(報告書、資料の整備)の整備が望まれる。
第三者評価結果に対する事業者のコメント
児童・大人の利用者併設の障害者支援施設として第三者評価を受審させていただきました。
今回の評価結果を謙虚に受け止めながら、利用者の安心・快適な生活を支援し福祉サービスの質の向上に努め、また地域からも信頼される施設を目指して取り組んでいきたいと思います。
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