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更新日:2016年4月13日
1.事業所名
石水の里
2.経営主体
社会福祉法人おきなか福祉会
3.所在地
うるま市石川3259番地の2
4.定員
40名
1.法人として中期計画(3年間)を策定し事業計画に反映させ実施している
平成25年度から3年間の中期計画を策定し、支援費制度の新体系移行に伴って将来展望として「経営基盤強化」「福祉サービスの質の向上」「事業領域の拡大」「施設の建替」の目標を掲げ、今年度は10月を目処に、相談支援事業の開所や個別支援計画のシステムの導入による事業拡大及びサービスの質の向上等、実行に移している。
2.利用者家族アンケート及び職員の自己評価を実施し、課題を抽出して改善に向けて取り組んでいる
平成24年8月に実施した利用者家族へのアンケート調査では、設問を「利用者への対応」と「家族への対応」に分けて分析し、評価の低い質問項目については、家族会においてわかりやすい資料を配付し説明をする等、課題の改善に取り組んでいる。職員の自己評価は、「生活介護」「プライバシー」等5項目を設定して調査、分析を行い課題を抽出している。その取り組みとして「利用者接遇改善運動」を展開し、利用者の人格尊重を基本に「言葉遣い、態度」等の改善に取り組んでいる。
3.職員の業務改善提案制度や職員資格取得支援制度を制定し、人材育成に力を入れている
法人として平成23年度から職員による業務改善提案制度を開始し、改善可能な提案上位5件については、表彰を行なっており、職員の関心も高く初年度は28件の提案が出されている。更に、職員資格取得支援制度を創設し、社会福祉士等関連職種10件が対象で資格取得時に助成金が授与される。通信教育受講者には受講料の半額補助制度や資格取得費用の融資制度等が有り、毎年資格取得者を輩出し、職員の士気の向上や人材育成に力を入れている。
4.利用者の健康管理体制の徹底による事故ゼロ、誤薬ゼロ等を実現している
利用定員40人中35人が障害程度A2以上で、障害区分が4.5の重度の利用者に対し、健康管理の一環として、施設の周囲を健康ウォークすることを日課とし、毎月の嘱託医検診やインフルエンザ予防接種以外に、年2回の皮膚科検診、月2回の歯科衛生士によるブラッシング指導により、口腔ケアに力を入れ重度化予防の対策がなされている。薬物管理マニュアルが整備され、看護師を責任者として与薬管理が徹底され、誤薬ゼロの維持や事故等もゼロを実現し、健康管理に万全の体制をとっている。
1.提供するサービスにおいて、標準的な実施方法の整備及び周知が望まれる
事故発生対応マニュアル(感染症対応、誤薬)、苦情解決マニュアル等管理体制に関するマニュアルは一部整備されているが、提供するサービス(入浴、排泄、着替え等の介助)のマニュアルの整備と職員への周知が望まれる。
2.浴室及びトイレ等におけるプライバシー保護への配慮が望まれる
プライバシー保護マニュアルにおいて、浴室やトイレにカーテン等の設置が謳われているが、実際にはカーテンやのれんが短く、プライバシーが確保されているとは言い難い。職員へのマニュアルの周知及びプライバシー保護への配慮が望まれる。
3.身体拘束は手順に沿った実施が望まれる
身体拘束禁止の対象となる具体的な行為の一つが確認されたが、緊急やむを得ない身体拘束が必要な場合は、3つの要件等を含め同意を得るための手続等、手順を踏まえて実施されることが望まれる。
提供しているサービスについて第三者による評価をしていただき、検証と今後の方向性を確認することができ、今回第三者評価を受審できたことは意義のあることでした。受審結果から、施設の基本方針や運営については一定の評価を受けましたが、入浴、排泄、着替え等の介助のマニュアルの整備と職員への周知、浴室及びトイレ等におけるプライバシー保護への配慮、身体拘束は手順に沿った実施が望まれるなど、いくつかの点に改善が望まれるとの指摘を頂きました。今回指摘された改善点につきましては職員全員で検討を行い。より良い支援サービスの提供を目指し、これまで以上に利用者や保護者、地域の方々から信頼される施設にしたいと考えています。また、利用者聞き取り調査結果の回答や各質問に対する利用者さんのコメントも受け止めて、利用者主体のサービスの実現を図ろうと思います。
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