ホーム > 健康・医療・福祉 > 福祉 > 施設案内・組織案内 > 福祉支援班(地域福祉グループ)の所掌事務 > 沖縄県福祉サービス第三者評価事業|評価結果|かりゆしぬ村
ここから本文です。
更新日:2013年8月29日
1.事業所名
かりゆしぬ村(特別養護老人ホーム)
2.経営主体
社会福祉法人松籟会
3.所在地
沖縄県名護市宇茂佐1873の1
4.定員
100名
特に評価の高い点
1.前回評価受審後の改善点への取り組みについて
前回の要改善とされた事故等の検討分析後の利用者への対応、介護記録の工夫や居室環境のプライバシーへの配慮等、職員の取り組みは素晴らしく、利用者に対するサービスの質の向上への取り組みは評価できる。
2.福祉施設としての社会貢献について
理念や基本方針に地域福祉を掲げ、民生委員と家族、職員で構成する「ゆんたく会」、地域で認知症を学ぶ「ガゥディー会」を定期的に開催し、認知症についての研修等を各地域で開催して地域を巻き込んでサービスの質の向上をめざした活動を展開している。さらに施設内では家族会が結成され総会等には年度の事業計画等を報告し、施設行事等への家族の参加率は6~7割と高い。施設として家族会や地域の活動をバックアップしている。
3.口腔ケアの取り組みについて
医師や歯科衛生士による訪問歯科診療が導入され4割以上の利用者が受診し、口腔機能改善委員会がリードして、医師による職員への口腔ケアの指導や利用者への対応等で、結果として昨年度に比較して誤嚥性肺炎が3分の1に減少するなどの実績を出している。
改善を求められる点
1.利用者の情報の共有及び事務改善のためのネットワークシステムの検討が望まれる
多職種間によるチームケアが実施され、ケアカンファレンスの定期的な開催等部門横断で取り組まれているが、利用者の状況等に関する情報が各部門それぞれで保管され、利用者の情報の共有がしにくい状況にある。各セクションから情報が確認できる方法としてパソコンネットワークシステムの検討が望まれる。
2.中長期計画のさらなる充実が望まれる
中長期計画は策定されているが、内容が主に施設建設計画及び財政計画となっている。さらに地域総合福祉センター構想や、人材養成企画室による中・長期の研修計画も策定されているものの単独の計画となっているので、それらを中・長期計画としてまとめて位置づけると共に、理念や基本方針の実現に向けて、実施する福祉サービスの内容や組織体制、設備の整備、職員体制等、それらに伴う財政計画の内容が作成されることが望まれる。
第三者評価結果に対する事業者のコメント
二回目の受審となった今回では、三年前の前回指摘提示された要改善項目がそこそこ見直し実践されている事を評価して頂き安堵の感がいなめない。振返えさせていただいた事に改めて感謝いたします。今回新たに課題が見えてきました。当法人全事業所に関わる課題として前向きに受け止めて善処していく所存です。またの機会を楽しみとして期待し今回のコメントといたします。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください