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更新日:2018年2月22日
1.事業所名
青雲寮 (児童養護施設)
2.経営主体
社会福祉法人 袋中園
3.所在地
沖縄県糸満市字阿波根567番地
4.定員
36名
1.経営の改善や業務の実効性を高めるために意欲的に取り組んでいる。
施設長は前施設長の退職に伴い、この4月に就任している。毎月の支援会議やケア会議に出席し、子ども一人ひとりの状況把握に努めると同時に現場へ頻繁に足を運び、業務が多忙になる朝夕の時間帯に職員を増やす、半日パートの導入や積極的な加算職員の配置など業務改善を行い、働きやすい環境整備に努めている。経営改善にも取り組み、電気のLEDへの変更、クーラーやボイラーの省エネ製品の設置をするなどに取り組んでいる。
2.こどもの主体性、自律性を尊重した日常生活となっている。
日常生活において、図書、漫画等を揃え、リビング等で自由に閲覧できる。テレビは時間を決めて視聴させている。バスケットボール、野球道具等が揃えられ、運動場や前庭等で練習が出来る。また、地域の少年野球やサッカー等に自発的に参加している。子どもの発達段階に応じた金銭管理や使い方についてレシート帳と小遣い帳を用意し、低学年は職
員と一緒に記帳し、高学年は自己管理している。
3.リービングケアを実施している。
事業所内に自活体験の場としてステップハウスが設置され、今年8月から毎週土、日に高校2年、3年生が決められた予算で買物をし、昼食や夕食づくり、掃除、洗濯等の家事を一人で行い、1日を過ごすというリービングケアの実施がスタートしている。
1.中・長期計画への追加、及び計画に沿った単年度事業計画の策定が望まれる。
中・長期計画は家庭的養護推進計画として建設計画が策定されている。その計画に基づく収支計画や組織体制や設備の整備、職員体制、人材確保等に関する具体的な追加が望まれる。単年度の事業計画は中・長期計画を踏まえた内容として目標達成に向けた計画月や数値目標等の設定が望まれる。
2.安心・安全なリスクマネジメント体制の確立が望まれる。
法人として防災委員会の設置や児童の危機対応(暴力及び性的問題等)、事件・事故対応、けが対応等のマニュアルが整備されている。子どもの安全を脅かす事例等の収集がされ、職員研修も行われている。事故や感染症発生後の再発防止策の検討のためのリスクマネジメント委員会の設置が望まれる。感染症マニュアルは提出されているが、子ども向けの感染症対策についての検討が望まれる。
3.子どもの権利擁護についての定期的な説明が望まれる。
子どもの権利については、小学生以上については入所時に権利ノートで説明し、幼児は絵本や紙芝居にして見せながら説明を行っている。新聞に「いじめや暴力」等の記事が載った場合は事例を通して子どもたちとの話し合いが行われている。権利について、第三者への相談窓口があることの周知や施設で守られる権利があることを、権利ノート等を活用して定期的に子どもが正しく理解できるよう、わかりやすい説明が望まれる。
第三者評価結果については、自己評価よりも若干高い評価をいただきましたが、事業計画の具体的な数値や体制を盛り込んだ策定やリスクマネジメント体制の確立、そして子どもの権利擁護についての定期的な説明等、改善すべき点が明らかになりました。
第三者評価を受審することにより、職員の自覚と改善意欲の醸成、そして課題の共有化が促進されました。高く評価していただいたことについては今後も継続していき、指摘や改善を求められた事項については真摯に受け止め、改善・整備に取り組み児童の養育・支援の質の向上を図っていきます。
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