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更新日:2018年3月30日
1.事業所名
おおぞら寮(障害者支援施設)
2.経営主体
社会福祉法人 袋中園
3.所在地
糸満市阿波根567番地
4.定員
30名
1.健康管理に力を入れ、特に口腔ケアに組織的に取り組み、今年はインフルエンザの発生が無いなど効果を上げている。
利用者の健康マニュアルが作成され、利用者の表情や行動等を午前、午後、夜間と1日3回確認して体調の把握に努めている。健康維持増進のため、日課にウォーキングを取り入れ、食後の歯磨きを1日2回実施し、特に夕食後の歯磨きは利用者全員に職員が歯間ブラシ等を使用して磨くなど口腔ケアに力を入れている。今年度はインフルエンザの発生が
無い状況であった。
2.利用者会や家族会の活動が活発で利用者や家族の意見を尊重する姿勢がうかがわれる。
毎月、利用者会を開催し利用者の意見を聴取して支援に反映している。毎週日曜日は、近くのコンビニに出かけ、好きな飲み物を購入するなど、外出支援を実施している。利用者会や家族会は規約を整備し、利用者会は毎月の記録を利用者が担当している。家族との連携・交流については年4回家族会が開催され、約半数の家族の参加が得られている。毎週、外泊(帰宅)が習慣となっている利用者が3分の1いるなど家族との連携が図られている。
3.利用者の自律・自立生活のための取り組みが組織的に実施されている。
利用者を7グループに分け、毎週金曜の午後12時から3時半まで職員と一緒に出かける外出支援が行われている。外出先での食事選びは写真付きのメニューから利用者自身で選択し、衣服の購入や買い物も利用者が品物を選択する等、利用者の自律・自立生活のための支援が行われている。
1.中・長期計画(3年~5年)の策定、及び計画を踏まえた単年度の事業計画の策定が望まれる。
中・長期計画は、法人として老朽化した建物の改築が計画されている。障害者支援施設としての中・長期計画は、収支計画や組織体制、設備の整備、職員体制、福祉サービスの支援内容等に関する計画の策定、及び計画の実現に向けた具体的な数値目標やスケジュールを示し、進捗状況を確認できることが望まれる。さらに、単年度の事業計画は中・長期
計画を踏まえた事業方針や重点目標、及び数値目標や実施状況の評価等を追加して策定することが望まれる。
2.安心・安全なリスクマネジメント体制の構築と事故報告書等の作成、及び再発防止に向けた検討が望まれる。
事故や感染症発生後の再発防止策の検討のためのリスクマネジメント委員会を設置し、委員会にはリスクマネージャーの配置、及び定期的な開催等、体制の整備が望まれる。病院受診した行政への事故報告はされているが、それ以外の誤薬等の事故報告書の作成、及びヒヤリ・ハット報告書の作成や利用者の安心と安全を脅かす事例の収集に取り組むなど、再発防止に向けた検討委員会の開催が望まれる。
3.標準的な実施方法(マニュアル)に利用者の尊重、プライバシーの保護や権利擁護に関する姿勢の明示、及びマニュアルの定期的な見直しが望まれる。
感染症マニュアル、事故防止、危機対応マニュアル、入浴、排せつマニュアル等が作成されているが、利用者の尊重、プライバシーの保護や個人情報の利用目的等の権利擁護に関わる姿勢を明示するとともに時期や方法等を定めてマニュアルの定期的な見直しが望まれる。
第三者評価の結果については、自己評価よりも高い評価をいただきましたが、各種マニュアルの見直し・事故等の再発防止策のリスクマネジメント委員会の設置が求められました。
第三者評価を受審することにより課題がより具体的に見え、指摘や改善が求められた事項については真摯に受け止め、改善・整備に取り組み、利用者へのサービス提供に対する職員の質の向上に努めていきます。
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