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更新日:2017年2月24日
1.事業所名
沖縄県立石嶺児童園(児童養護施設)
2.経営主体
社会福祉法人美原福祉会
3.所在地
沖縄県首里石嶺町4丁目394番地
4.定員
90名
1.学習・進学支援・進路支援等が積極的に行われている。
小学生の学習支援として、午後2時から6時までの4時間、各寮に専任の学習支援員を配置し、中学生を対象として週2回の学習ボランティアなどが関わり、進学支援として高校受験のために外部講師による園内塾を開催している。今年度から子どもの要望により園外塾を週3回活用している子どももいる。進学率が高く、殆どの子どもが高校進学をしている。さらに、進路支援は、職場体験としてホテルでの実習や高齢者施設でのアルバイトなど、協力事業所を開拓して支援している。今年度は県内外就職者や大学等の合格者が3名出るなど、積極的な支援の成果が表れている。
2.性教育について発達段階に応じた支援が行われている。
性教育については、各寮に性教育担当を配置している。心理療法士の協力により、高校生に対しては個別の性教育プログラムを作成し面接も実施している。小学高学年から中学生には、心理療法士によるグループ学習を通して他者の性の尊重や付き合い方、社会規範などを教えている。保育園児に対しては絵本などを用いて支援に努めている。
3.施設長は経営の改善や業務の実効性を高める取り組みに指導力を発揮されている。
施設長は月次報告で財務や労務などの分析を行い給与や残業手当の改善、主任手当(寮リーダー手当)の増額、園内保育園へのパート職員や日勤職員の配置などを実施して、職員が働きやすい環境整備をしている。さらに、加算職員として心理療法士(2人)、里親支援専門相談員、個別対応専門員、職業指導員などを積極的に配置し、養育・支援の充実及び業務の実効性を高める取り組みに努めている。
1.理念・基本方針及び事業計画等の子どもや保護者等への周知が望まれる。
理念・基本方針や事業計画、並びに養育・支援開始時の情報提供など、子どもや保護者に対して分かりやすい説明資料を作成して、周知することが望まれる。
2.養育・支援の標準的な実施方法の文書に基づく実施及び見直しが望まれる。
危機管理対応マニュアルや感染症対応マニュアル、プライバシー保護マニュアル、子どもの相談・意見への対応マニュアル等、評価項目で求められているマニュアルはほぼ整備されているが、マニュアルに基づく実施、及び定期的な見直しが望まれる。
3.総合的な人事管理体制、及び職員一人ひとりの質の向上に向けた取り組みが望まれる。
施設の理念や基本方針に基づき、「期待する職員像等」を明確にしている。職員一人ひとりが「期待する職員像等」達成のための目標を設定し、目標の管理として、年2回、面接による進捗状況の確認を実施するとともに、人事基準(採用、配置、異動、昇進など)を明確にして、一定の基準に基づき職務に関する成果や貢献度等が評価できる管理体制が
望まれる。
今回2回目の第三者評価の受審ですが、適切な評価に基づきあらためて業務の見直すべき点を気付かせて頂くよい機会になりました。特に施設として、基本的な理念や基本方針等を子どもやその保護者と共有する必要があ
り、周知する方法を検討いたします。また、指摘や改善すべき点につきましては真摯に受けとめ、その改善に向けて取り組み児童支援の充実に努めたいと考えております。
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