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更新日:2016年6月27日
1.事業所名
さくら保育園
2.経営主体
社会福祉法人 さくら会
3.所在地
那覇市寄宮1-16-10
4.定員
180名
1 理念、基本方針を明文化し周知され、経営課題を明確にして取り組んでいる。
理念や基本方針は明文化され、中・長期計画及びパンフレットや入園のしおり、ホームページ等に掲載されている。毎年年度初めには新任職員も含めて職員全体研修会で説明し周知され、保護者等には「入園のしおり」を用いて、入園時や進級時のクラス会で説明し周知に努めている。経営課題については、定年退職や産休・育休等に伴う職員体制や人材確保等の課題が明確にされ、人材確保のための処遇改善等理事会及び職務会で説明し、具体的には福利厚生や給与規程等の改善に取り組んでいる。
2 利用者満足の向上に努めるとともに、利用者が意見等を述べやすい体制が確保されている。
利用者満足の向上を目指して、個別面談やクラス懇談会、保護者総会を開催している。各行事終了後や毎年3月に保護者アンケート調査を実施し、その結果をもとに運動会を年齢別の2部方式で開催する等、運営に反映し取り組んでいる。さらに、保護者等が意見を述べやすい体制として、第三者委員等の周知を図るために相談体制等の文書を保護者に配布し、当園の苦情・相談対応マニュアルに沿って対応されている。保護者からの苦情・相談の対応結果は、園内での掲示やホームページで公開する等、苦情解決体制が確保されている。
3 子ども一人ひとりを受容し援助するための人的・物的保育環境が整備され、保育の内容や方法に配慮されている。
子どもの生活の連続性として、通常保育は勿論のこと、長時間保育や障害のある子どもの保育が実施されている。子ども一人ひとりを受容し援助するために、家庭環境や生活リズムを入園時に把握している。変化がある場合は、日々の送迎時に担当職員が確認後、ミーティングノートに記録し、職員間で共有するとともに、子どもの気持ちを汲み取り、受け止めて対応するよう配慮されている。3歳以上児の保育においては、外部の専門家による体育遊びや外国人講師の英語教室が行なわれ、言語を自然に受け入れ、習慣や文化の違いを認め合う心を育む取り組みが行なわれている。障がいのある子どもが安心して保育が受けられるよう、現在は3クラスに分けて編成し、専任保育士が配置され、障がい児保育実践の手順書に沿って、特別支援保育計画に基づいた保育に取り組んでいる。担当保育士や保護者に対しては、定期的に療育センターの専門職による指導が行われている。延長保育は2人の保育士が担当し、異年齢合同保育が実施され、登降園時の自由あそびの時間帯も異年齢で園庭や1階保育室で自由に遊べる環境が整備されている。
1 職員の質の向上に向けた体制の確立が望まれる。
当園では、毎年行われている保育士の自己評価の中に目標が設定され、それをもとに目標達成度等について園長と面談し、次年度の目標を設定する仕組みとなっている。職員一人ひとりの育成に向けた取り組みの一環として、施設としての「期待する職員像」の達成を目指し、その取り組みとして、職員一人ひとりの研修計画の作成及び目標を設定し、年度中間と年度末等に管理者による職員面接を実施する等、目標管理への取り組みが求められる。職員研修については、新任及び現任や階層別等、内部研修や外部研修等、多義にわたって実施されているが、職員一人ひとりの経験や習熟度に応じた研修計画及び研修機会の確立が望まれる。
2 利用希望者への保育サービスの提供に関する説明及び同意について、更なる取り組みが望まれる。
利用希望者に対する保育園選択に必要な情報の提供及び入園時の説明については、利用希望者にわかりやすく説明することや保育園変更等に際しては、保育の継続性に配慮した対応が求められている。利用希望者に対する保育園選択に必要な情報はパンフレットやホームページに掲載し公開しているがパンフレットの公共施設等への設置が期待される。「入園のしおり」は、入園時や進級時に配布し、説明して同意を得ているが、保育の開始・変更についてもわかりやすい説明を加えるとともに、運営規定の内容や勤務体制等の重要な事項についても、「入園のしおり」に追加が必要であり、作成された「入園のしおり」をもとに、利用希望者への丁寧な説明及び同意を得たうえで署名、交付する等、更なる取り組みが望まれる。
3 適切な指導計画の策定及び評価・見直し、適切な記録の更なる取り組みが望まれる。
保育課程や年間指導計画及び月間指導計画、週案等は、年齢別に作成され保育日誌をもとに、振り返りとして評価・見直しも実施されている。それらは一貫性のあるものとなるような配慮が求められる。職員によっては年間指導計画や月・周案との整合性や保育日誌等の記録に差異が見受けられたので、各指導計画との一貫性の確認及び記録の仕方の検討について更なる取り組みが望まれる。
・第三者評価を受けるにあたり、時期的に行事と重なったため、短期間でのアンケート記入は厳しいものがあった。内容を理解するまでに時間を要したが、全職員への周知に向けての各所属別での勉強会を設けたことにより、お互いの共通理解を深めることができた事はとても良かった。
・指導計画の指摘で再確認した所、各年齢の繋がりがない事に気づかされ、ここ数年見直したことがない事に深く反省させられた。
・新年度に向けて素早く取り組み、一貫性を持った内容に改善し、全保育士間で周知できた。
・記録の書き方等の勉強会を実施し、一貫性のある内容の記入ができるよう努めていきたい。
・評価の結果により自分達の足りない物がはっきり見えてきたので、振り返れば受けてよかった。
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