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更新日:2021年10月19日
目次
1 結核の基礎知識
3 医療機関の方々へ
1)結核診断・治療時に係る届出・申請書様式
2)結核指定医療機関に係る申請様式
4 結核に関する資料
5 参考リンク
結核という病気は、結核菌(M.Tuberculosis)によって主に肺に病巣を作る感染症です。
主な症状としては長引く咳、発熱、たんの喀出などがあります。このような症状が2週間以上続く場合は医療機関で受診しましょう。
咳やくしゃみと一緒に空気中に飛散した結核菌を吸入し、その結核菌が気管支の最も末端にある肺胞に到達し、ここに定着することで感染が成立します。これを飛沫核感染(空気感染)といいます。
しかし、感染したからといって、すべての人が発症するとは限りません。その時の健康状態や栄養状態が発病に関係しているようです。
結核菌の感染を受けても発症するのは感染者の約10%です。
糖尿病、人工透析を受けている方、免疫抑制剤治療、胃切除や空腸回腸バイパス手術を受けた方は発病のリスクが高いとされています。
また乳幼児期の感染は発病率が高く、BCG未接種の場合は特に高いといわれています。
結核菌の感染を知る方法として現在、
結核は抗結核薬の確実な服薬で治る病気です。
現在、主に行われている治療法は「6ヶ月短期化学療法」といって、初めの2ヶ月間は4種類の薬を毎日1回服用し、残りの4ヶ月は2~3種類の薬を服用します。
BCG接種
日本のBCGは副作用が少なく、予防効果の高い予防接種です。
子供の結核をなくすためにも赤ちゃんの体調をみて生後3~6ヶ月の間にBCG接種が望まれます(遅くても4歳までには受けさせてあげましょう)。
潜在性結核感染症の治療
結核の感染やその疑いがある場合は発病を防ぐため抗結核剤による予防投与を行います。
宮古保健所では結核に関する相談窓口を設けています。
健康推進班 結核担当 TEL:0980-73-5074
高齢者の半数以上がすでに結核に感染していると言われ、免疫低下から発病の危険性が高いため、高齢者施設は集団感染のおそれがあります。
結核の早期発見のためには、日頃から結核を意識し、施設利用開始時に結核の発病リスクの確認を行い、定期健康診断や毎日の健康観察を徹底することが重要です。
今回、平成26年11月に作成した「高齢者施設における結核早期発見のためのマニュアル」を改訂しました。高齢者が利用するすべての施設を対象としています。
施設利用者の特性や職員の配置に応じて、各施設で使用している様式に追加等して実施可能な部分からの取り組みをお願いいたします。
高齢者施設における結核早期発見のためのマニュアル(改訂版)(PDF:475KB)
高齢者施設における結核早期発見のためのマニュアル(改訂版)資料(PDF:1,917KB)
高齢者施設における結核早期発見のためのマニュアル(改訂版)資料(エクセル:60KB)
※結核と診断した場合は、直ちに最寄りの保健所まで届け出てください。なお、届出をする際は、お電話でもご連絡くださいますようお願いいたします。 結核担当:0980-73-5074
結核患者入院・退院届出票(感染症法第53条の11)(PDF:95KB)
公費負担申請書(感染症法第37条の2)(エクセル:57KB)
結核院内(施設内)感染対策の手引き(平成26年版)(PDF:529KB)
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