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更新日:2017年1月7日
はいさい ぐすーよー ちゅーうがなびら
世界ぬウチナーンチュぬ御方々(うかたがた)、
祖先(うやふぁーふじ)ぬ生まり島、
うちなーんかい、めんそーち くぃみそーち。
いっぺー にふぇーでーびる。
わーったーや 待ちかんてぃ そーいびーたん。
デービッド・イゲ アメリカ合衆国ハワイ州知事、セイコウ・ルイス・イシカワ・コバヤシ ベネズエラ・ボリバル共和国特命全権大使をはじめ、国内外から多数の来賓をお迎えし、「第6回世界のウチナーンチュ大会」が開催できますことを大変嬉しく思います。
四半世紀も前に初めて催された世界のウチナーンチュ大会は、回を重ねるたびに大きな盛り上がりを見せ、今回は世界28の国と地域から、過去最高となる7000名を上回る皆様に参加いただきました。140万県民を代表し心より歓迎申し上げます。
住む国こそ異なれど、ここに集まる私たちは皆、アジアの海で縦横に船を走らせた琉球の民の末裔であり、その万国津梁の精神は、ウチナーネットワークという形をとり、時空を超えて今日まで受け継がれてきました。本県にとって最も貴重な財産ともいえるこの世界的なネットワークを発展させ次世代に継承するためには、様々な国と地域のウチナーンチュが、世代と立場を超えてお互いを知り、絆を深め、自らのアイデンティティーを確認し、沖縄の未来に目を向けて心を一つにすることが重要だと考えます。「世界のウチナーンチュ大会」は、母県において、その想いを再確認し、その決意を新たに共有する機会であります。久しぶりの里帰りを心ゆくまで満喫し、また、初めて来県する方には大会を含めた沖縄の魅力を存分に楽しんでいただきたいと思います。
ウチナーンチュがウチナーンチュたることを決定づけているものが何であるかを考えたとき、沖縄独自の文化や風土、歴史といった、ソフトパワーが大きな位置を占めていることは明らかであります。本大会では、世界に誇るその薫り高き沖縄独自のソフトパワーの魅力を、様々なイベントを通して皆様にお届けすると共に、世界中に発信して参ります。
結びに、大会の成功に向けてご協力をいただきました関係各位に改めて感謝申し上げるとともに、皆様の御健勝とますますの御活躍を祈念申し上げ、開会のあいさつといたします。
いっぺーにふぇーでーびる。
平成28年10月27日
第6回世界のウチナーンチュ大会実行委員会会長
沖縄県知事 翁長 雄志
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