国際交流員の声(2019年1月)

ページ番号1009852  更新日 2024年1月11日

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チョウム ペッケスムニダ

ヨロブン、アンニョンハセヨ~!
(みなさん、こんにちは~!)

チョウム ペッケスムニダ
(はじめまして)

皆様にお目にかかるのは初めてなので、いつもの韓国語のあいさつに、もう1文加えてみました。「はじめまして」(チョウム ペッケッスムニダ)は、最初のあいさつの時にしかできないので無理やり入れてみましたが、いかがだったでしょうか^0^/


コロナ事情で来沖が大変遅れました。12月から国際交流員として韓国より参りました李永根(イ・ヨングン)と申します。どうぞよろしくお願いいたします!

自己紹介

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レンコンとヨングン

「レンコン」のことを韓国ではヨングン(연근)と言いますが、私の名前であるヨングン(영근)と、発音もつづりも非常に似ているため、幼いころからあだ名はずっと「レンコン」でした。日本語にしたら、そこまで似ている発音ではないかもしれませんが、私にとって親しみのあるあだ名ですので、私のことを思い浮かべるときには「レンコン」をイメージしていただければと思います!

写真:ヨングン
大学時代の私

大学では日本語の通訳・翻訳を勉強しました。日本語は高校時代から勉強していて、日本語勉強歴は今年でもう8年目です。
好きな日本の言葉といえば、「木漏れ日」です。「木漏れ日」のことを1つの言葉として表現している言語は日本語が唯一だそうです。このことを知ってから、とても日本らしく、ユニークな表現だと思い、「木漏れ日」が大好きなりました。

韓国語にも好きな表現があります。それは「푸르른」です。「プルルン」と読むこの表現は原型の「푸른(青い、プルン)」が変化した単語ですが、グラデーションが入ったような深い青という、元のより強調されたすてきな表現です。また、リズムが感じられるかわいい発音になるのも特徴的であるため、とても気に入った言葉です。

私は、言語には国それぞれの文化が根深く関係していると思います。「木漏れ日」も「プルルン」も、その国の文化が築いた美しさから生まれた固有の表現でしょう。このような各言語の相違点や特徴について考えることも、文化交流という意味も含め、私の好きなことの1つです。いつか皆さんとも日本語や韓国語について話し合える機会があるといいですね!

地元の紹介

写真:ソウルと私
ソウルと私

ご存じだと思いますが、私の生まれ育ったソウルは韓国の首都です。韓国の人口約5千万のうち、1千万人が暮らしている大都市でもあります。私が住んでいた町はソウルの東側にある広津区(クァンジング)というところです。川沿いの町で、交通も便利であるため過ごしやすいです。外国の方にはあまり知られていないところですが、外国人向けのカジノやホテルのある「ウォーカーヒル」という場所で知っておられる方もいるかもしれません。

肌で感じる韓国と沖縄の一番の違いと言えば、やはり気候です。朝鮮半島(韓半島)は、冬にはシベリア高気圧のため、とても寒くて乾燥します。おかげで寒さには結構強くなりましたが、いくら寒さに強くなっても冬には出かけたくないものですね^^;今冬のソウルは例年よりも寒く、12月中旬時点での気温が-10度まで落ちたそうです。今年は沖縄で暖かい冬が過ごせるのでうれしいです。

沖縄と私

写真:沖縄と私
沖縄と私

この度の来沖は12月18日だったのですが、実は、ちょうど1年前の今頃に沖縄に旅行に来たことがあります。美ら海水族館をはじめ、万座毛、国際通りなど、3泊4日間沖縄のいろんなところを巡りました。どれもとても美しく、楽しかったのですが、一番お気に入りのところはやはり「ビオスの丘」でした。

普段からお散歩やきれいな風景を見ることが好きな私は、ビオスの丘の美しい光景には感動せざるを得ませんでした。

規模は大きくはありませんでしたが、ほかのどの場所よりも近くで自然を見ることができ、まるでジャングルのような自然のままの森から、きれいに手入れされた庭のようなところまで…。自然好きな私にはディズニーランド以上の感動、感激の連続でした。3泊4日の短い旅行でしたが、それ以来沖縄のことがとても好きになり、その思い出を今も大切にしています。

最後に

沖縄には旅行で一度来ただけでして、出身も、育ちも、沖縄と私は、直接的な関係はあまりないかもしれません。しかし、いざ来てみると「いろんなところで似ているなー」と思った時がありました。「何とかなるさ、ナンクルナイサー」って思う楽観性、育った文化の悲しい歴史、お酒や音楽、自然が好きだなどなど、私にとって沖縄は、見た目は外国でありながら中身はそうでないような、不思議な場所です。

そのため、沖縄のことがもっと知りたいと思うようになりました。これから、私もウチナーネットワークの一員になるために、また、韓国のこともより知っていただくために、皆さんと一緒に多様なことを学び、悩み、それを共有したいです。

それでは、改めてよろしくお願いいたします!!

交流員 イ・ヨングンでした!次回もお楽しみに!

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