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【現状】
事業実施区域外の南側にある轟川から赤土等が海域へ流出しています。
轟川流域の耕作地(サトウキビ畑等)が主な発生源となっています。
(豪雨時の轟川のSS濃度は1600〜2500mg/lにもなります。) |
晴天時の轟川 |
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豪雨時の轟川 |
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集中豪雨により、さとうきび畑等から轟川へ赤水が流れ出しています! |
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【新石垣空港事業実施区域における主な赤土等流出防止対策】
新石垣空港建設における赤土等流出防止対策は、@発生源対策、A浸透池・調整池の設置、B機械処理方式を基本とし、以下のような対策を行います。
参考 → 「公共事業における赤土等流出防止対策」 |
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1.濁水の発生を抑える
表土が直接雨滴の落下を受けないように裸地面を覆うことによって赤土等の発生源を直接くい止めます。 |
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むき出しの裸地を、シートで被覆することにより直接雨を赤土に触れないようにします。
結果、赤土の濁水の発生が抑えられます。 |
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現地の枯れ草等を赤土がむき出している部分にかぶせることにより、赤土の濁水発生を抑えます。
→マルチングの解説 |
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・土壌団粒化剤
土壌を固める作用のある薬剤を散布します。
・種子吹付
法面の安定と濁水防止のために種子を吹き付け、植物を定着させます。
種子吹付は、種子が生育するまでは、法面の安定と濁水防止の効果が無いため、生育するまでの法面の安定と濁水防止の効果を土壌団粒化剤で補います。 |
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芝を植生することにより、法面の安定と濁水防止の効果があります。
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2.発生濁水を浸透池や調整池で地下浸透させる
発生した濁水を、浸透池や調整池で地下浸透させる事で、赤土が海に流れ出すのを防ぎます。
また仮設調整池の浸透能力を超える降雨が発生した場合は、機械処理を併用して25ppm以下に処理して轟川に放流します。
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【浸透池、調整池の場所】 |
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3.工事を工夫し、土砂の流出を抑えます。
工事における裸地面積を小さくし、赤土の流出を抑えます。
年度毎に施工するエリアを決めておき、施工後は現地の植物等で緑化することで赤土の流出を抑えます。 |
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