「沿岸域診断カルテ」

図   面   番  号

 33

沿岸域区分番号

 4

作成年月日

  年 月 日

保全性分級区分名

自然環境の厳正な保護を図る区域

沿岸域市町村名

石垣市

海域区分情報

吉原河口部から川平のグチ(川平湾)

自然環境















 

地形・地質

 

 海底地形分類は、さんご礁である。
 海底地質分類は、さんごである。
 特異な地形・地質として、川平湾の湾岸は琉球石灰岩が縁取り、ノッチの形成が見られる。

藻場・干潟
サンゴ礁

 

 川平湾に藻場(約5ha)、小島西に藻場(約4ha)が分布する。
 川平前浜に干潟(約8ha)、ピトムトキシに干潟(約23ha)、吉原前浜に干潟(約3ha)、小島前浜に干潟(約9ha)が分布する。
 生サンゴの被度は、概ね5%未満であり、一部に50%以上の所がある。

動   物
 


 

植   物
 


 

そ の 他
 

 湾奥で、COD濃度1.4r/l、DO濃度7.1r/lである。湾口で、COD濃度1.3r/l、DO濃度7.2r/lである。小島と双葉地先を結ぶ中心点で、COD濃度1.5r/l、DO濃度6.9r/lである。

社会環境






 

法 規 制
 

 川平湾に保護水面が指定されている。
 

海域利用
 

 共同漁業権第24号が設定されている。一部に区画漁業権第22号(真珠母貝)がある。
 

海岸線利用
 

 沖縄トロピカルリゾート構想重点整備地区(八重山地区<マンタの海リゾート>)がある。
 

その他




 

河   川
海岸線形態
 

 下田原川が流入している。
 海岸線は、湾奥部は概ね砂浜であり、一部に護岸、岩場がある。東岸は岩場、自然海岸である。西岸は概ね岩場であり、一部に護岸、砂浜がある。

景   観
眺 望 点


 

                          特 記 事 項















 

 川平地先には、ウミショウブ、リュウキュウスガモを主とする海草藻場(約28ha)がある。(「琉球列島(沖縄島以南)の海草藻場面積と主要組成」当真 武、1981年9月、昭和54年度沖縄県水産試験場事業別刷)
 川平湾湾奥部の内湾性裾礁では、樹枝状ミドリイシが高被度で繁茂しており、ビン洗ブラシ状ミドリイシ、樹枝状コモンサンゴ、キクメイシ類、クサビライシ類も多数混生している。(「沿岸海域実態調査(宮古島、石垣島及び西表島並びに周辺離島)」平成6年3月、沖縄県企画開発部)