「沿岸域診断カルテ」

図   面   番  号

 64

沿岸域区分番号

 5

作成年月日

  年 月 日

保全性分級区分名

自然環境の厳正な保護を図る区域

沿岸域市町村名

座間味村

海域区分情報

座間味港東端から古座間味ビーチ南端

自然環境













 

地形・地質

 

 海底地形分類は、概ねサンゴ礁地形であり、沖合に緩斜面、平坦面がある
 海底地質分類は、概ねサンゴであり、沖合に砂・岩がある。
 特異な地形・地質として、完新世サンゴ礁原がある。

藻場・干潟
サンゴ礁

 生サンゴの被度は、東岸の礁斜面では概ね5〜50%であり、一部に5%未満の所がある。西岸の礁斜面では概ね50%以上で、一部に5〜50%所がある。

動   物
 

 古座間味ビーチ南隣の砂浜はウミガメの産卵地である。 
 

植   物
 


 

そ の 他
 

 
 

社会環境






 

法 規 制
 

 一部を除き沖縄海岸国定公園に指定されている。 
 

海域利用
 

 共同漁業権第19号が設定されている。
 

海岸線利用
 

 
 

その他



 

河   川
海岸線形態

 海岸線は、概ね砂浜であり、一部に崖、岩場がある。
 

景   観
眺 望 点


 

特 記 事 項


















 

・安室島北東岸の裾礁
 礁嶺上は主に樹枝状ミドリイシで一面覆いつくされ(サンゴの被度80〜100%)、その林に大型の卓状ミドリイシ(径1〜2m)や塊状ハマサンゴが点在しているといった感じである。
 礁嶺後部(緩やかな斜面)もまた依然被度は変わらず、樹枝状ミドリイシが優占している。礁外は砂底が続き(水深約6m)、所々突出した岩盤状にウミシダ類やイソバナ類が付着していた。礁原上も同様、イソバナ類やウミシダ類が多く分布するがサンゴは少なく(被度5〜10%程度)、主にハナヤサイサンゴ類、散房花状ミドリイシ類及びキクメイシ類が分布していた。
・安室島西岸の裾礁
 本調査場所は礁嶺が岸から沖に向かって長く伸びており、その上には他種類のミドリイシが群生している(被度80〜100%)。主に卓状、散房花状、樹枝状のミドリイシであり、卓状ミドリイシはその径が1〜2mある。その他にキクメイシ類やハマサンゴ類などが見られた。
 更に沖に向かって移動しても、礁嶺上はサンゴ群落の概観には余り変化がみられないが、礁嶺の外縁部では大型の卓状ミドリイシ(径2〜3m) が点在していた。礁外や礁嶺間の溝はサンゴ類が覆い、サンゴの被度は著しく低い傾向にあった。
(「沿岸海域実態調査(沖縄島及び周辺離島)」平成5年3月沖縄県企画開発部)