「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

 72

圏域区分番号

 3

作成年月日

  年 月 日


2次メッシュコード
 

402747


3次メッシュコード
 

77,78,79,88,89,99

402748

70,80

保全性分級区分名

自然環境の保護・保全を図る区域

圏域内市町村名

伊平屋村

自然環境





















 

地形・地質





 

 地形分類は、内陸部は概ね山地であり、東部に台地・段丘がある。南部に谷底低地、北部と南西部に丘陵地がある。沿岸部には海浜があり、北東岸と南西岸に砂丘が、南東岸に堤州がある。
 表層土壌は、概ね東西の山地部は乾性黄色土壌であり、適潤性黄色土が混在している。東部に細粒黄色土壌、南部に中粗粒強グライ土壌、礫質強グライ土壌、中粗粒褐色低地土壌がある。沿岸部は、概ね東岸が中粗粒褐色低地土、西岸が砂質未熟土壌であり、南西岸に礫質黄色土壌がある。
 表層地質は、概ねチャート(三畳紀~白亜紀)であり、一部に段丘堆積物(更新世)、砂岩など(三畳紀~白亜紀)、沖積層(完新世)がある。沿岸部に砂丘砂層(完新世)がある。

植   物





 

 現存植生は、内陸部は概ねリュウキュウマツ群落であり、リュウキュウアオキ-スダジイ群集、タブ群落(ヤブニッケイ群落)、ウバメガシ群落が混在している。また一部に畑地雑草群落、人工草地、チガヤ-ススキ群落、市街地がある。沿岸部は隆起珊瑚礁植生、アダン-オオハマボウ群落、モクマオウ植林がある。 植生自然度は、内陸部は概ね9であり、一部に1、2、5がある。沿岸部は3と10がある。
 貴重な植物種として、絶滅危惧ⅠA類1種、絶滅危惧種1種、希少種1種が確認されている。
 特定植物群落として、「伊平屋島西部海岸のオキナワハイネズ群落」、「伊平屋島の山地森林植生」がある。県天然記念物「念頭平松」がある。

動   物

 

 貴重な動物として、絶滅危惧Ⅰ類1種、絶滅危惧ⅠA類1種、絶滅危惧ⅠB類1種、絶滅危惧Ⅱ類2種、準絶滅危惧7種、(国指定天然記念物1種、県指定天然記念物1種)、県危急種5種、県稀少種18種が確認されている。

そ の 他

 

 埋蔵文化財包蔵地として、「田名西貝塚」、「石蔵川貝塚」、「東原貝塚」、「田名グスク」がある。
 御獄等拝所が2件ある。
 

社会環境





 

法 規 制
 

 山地部の一部が後岳自然環境保全地域の普通地区に指定されている。
 一部が保安林に指定されている。

土地利用


 

 土地利用の現況は、概ねリュウキュウマツ林(天然林)であり、一部に広葉樹林、サトウキビ畑、アダン林、一般住宅地区、野草地、裸地がある。
 概ね山地部が地域森林計画対象民有林に指定されている。
 一部地域が農業振興地域、農用地区域に指定されている。

そ の 他



 

河   川
 


 

景   観
眺 望 点

 
 

特 記 事 項