「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

 28

圏域区分番号

 2 

作成年月日

  年 月 日

2次メッシュコード

392716

3次メッシュコード

30,40

保全性分級区分名

自然環境の保全を図る区域   

圏域内市町村名

具志頭村

自然環境



















 

地形・地質






 

 地形分類は、概ね台地・段丘(下位面)であり、小起伏丘陵、台地・段丘(中位面)が混在する。南西部に丘陵上を刻む浅谷(盆状谷)がある。
 表層土壌は、概ね礫質暗赤色土壌である。北部・北東部に細粒灰色低地土壌、北西部・南部に細粒暗赤色土壌、南部に塩基系暗赤色土壌が混在する。北西部に塩基系暗赤色土壌、西部に埴質未熟土壌がある。沿岸部は砂質未熟土壌である。
 表層地質は、概ね段丘石灰岩砂質石灰岩(第四紀)である。西部は琉球石灰岩(第四紀)であり、南部に沖積層粘土・シルト・砂・礫(第四紀)がある。沿岸部南西部は泥岩(新第三紀〜第四紀)である。
 特異な地形・地質として、「完新世離水サンゴ礁」、「離水キノコ岩(離水ノッチ)」がある。

植   物



   
 

 現存植生は、内陸部は概ね畑地雑草群落であり、ナガミボチョウジ−クスノハカエデ群落が混在し、南東部にギンネム植林、チガヤ−ススキ群落、南西部に開放水域がある。沿岸部は概ねイソマツ−モクビャッコウ群落であり、西部にグンバイヒルガオ−クロイワザサ群落、沿岸部内陸側にアダン−オオハマボウ群落がある。内陸部東部に市街地がある。
 植生自然度は、概ねで2あり、9が混在し、南東部に5、南西部に0、東部に1がある。沿岸部は10である。

動   物
 

 貴重な動物として、少なくとも、希少種3種(うち県指定天然記念物1種)の生息推定域である。
 

そ の 他
 

 埋蔵文化財包蔵地として、散布地が3件、グスクが2件ある。
 具志頭城跡公園がある。

社会環境






 

法 規 制
 

 一部地域が保安林として指定されている。
 雄樋川は河川区域に指定されている。

土地利用



 

 南部が地域森林計画区域に定められている。
 全域が農業振興地域に指定され、北西部が農用地区域となっている。
 土地利用の現況は、概ねサトウキビ畑であり、一部に野草地、空地がある。北部に文教地区、商業地区、東部に運輸流通施設、普通畑、南西部に広葉樹林、普通畑、南部に業務地区、工業地区等がある。沿岸部に裸地、アダン林がある。

そ の 他



 

河   川
 

 雄樋川がある。
 

景   観
眺 望 点

 具志頭周辺が沖縄戦跡国定公園(特別地域)に指定されている。
 具志頭城跡公園(眺望地)がある。

                          特 記 事 項