「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

 18 

圏域区分番号

 1 

作成年月日

  年 月 日

2次メッシュコード

392757

3次メッシュコード

50,60,62,70,71,72,80,81,90

保全性分級区分名

自然環境の保護・保全を図る区域      

圏域内市町村名

恩納村、金武町

自然環境


















 

地形・地質




 

 地形分類は、概ね山地・丘陵地(急斜面)であり、谷底平野が混在する。
 表層土壌は、概ね黄色土壌であり、表層グライ系赤黄色土壌、岩属性土壌が混在する。北部にグライ土壌がある。
 表層地質は、西部は千枚岩(白亜紀〜三畳紀)、東部は琉球石灰岩(更新世〜鮮新世)、中央部は砂岩を主とする互層(古第三紀〜白亜紀)である。北部に泥層・砂礫層・礫層(更新世〜鮮新世)がある。
 特異な地形・地質として、「堤洲(砂州)」、「後背湿地」がある。

植   物





 

 現存植生は、内陸部は概ねリュウキュウマツ群落であり、リュウキュウアオキ−スダジイ群集、チガヤ−ススキ群落が混在する。北部にススキ群団、畑地雑草群落、北西部にリュウキュウチク群落がある。沿岸部は概ねモクマオウ植林であり、内陸側に市街地がある。
 植生自然度は、内陸部は概ね9であり、5が混在し、北部に2がある。沿岸部は概ね3であり、内陸側に1がある。
 シダ類が100種類以上生育する区域がある。(コモチナナバケシダの沖縄唯一の産地、シンヤソノホランのタイプ産地)

動   物

 

 貴重な動物として、危急種1種、希少種5種が確認されている。
 また、少なくとも、危急種5種(うち国指定天然記念物3種)、希少種11種(うち県指定天然記念物2種)、地域個体群1種の生息推定域である。

そ の 他

 

社会環境






 

法 規 制

 

 北西部の一部が保安林として指定されている。
 億首川は河川区域に指定されている。
 東部の一部が県設恩納鳥獣保護区(森林鳥獣生息地)に設定されている。

土地利用


 

 概ね全域が地域森林計画区域に定められている。
 北部が農業振興地域に指定され、一部が農用地区域となっている。
 土地利用の現況は、概ね混交樹林、野草地であり、一部に広葉樹林、針葉樹林(天然林)がある。東部・沿岸部に裸地がある。

そ の 他



 

河   川
 

 安富祖川、美徳川、億首川がある。
 クガチヤダムがある。

景   観
眺 望 点

 沿岸部が沖縄海岸国定公園(特別地域)に指定されている。
 

                          特 記 事 項













 

 北部の一部を除き、概ね全域に米軍基地がある。