「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

  6

圏域区分番号

 7

作成年月日

    年 月 日

2次メッシュコード

402801

3次メッシュコード

40,41

保全性分級区分名

自然環境の保護・保全を図る区域

圏域内市町村名

大宜味村

自然環境


















 

地形・地質






 

 地形分類は、内陸部は概ね丘陵地一般斜面であり、川沿いに谷底低地がある。沿岸部はビーチロック、海岸低地、海食崖、海浜が混在し、一部に砂丘がある。
 表層土壌は、東部は礫質黄色土、細粒黄色土、細粒褐色低地土が混在する。南部に乾性黄色土壌がある。沿岸部は中粗粒褐色低地土、岩屑性土壌であり、大川川沿いは造成低地土である。
 表層地質は、北東部は与那嶺層粘板岩(中生代)、南部は名護層粘板岩・千枚岩・泥質片岩(始新世〜白亜紀)、南東部は緑色岩類(始新世〜白亜紀)である。河口部は海浜堆積物・ビーチロック・新期砂丘砂層(完新世)、川沿いは沖積層(完新世)である。
 特異な地形・地質として、「喜如嘉板敷海岸の板干瀬」(県指定天然記念物)がある。

植   物

 

 現存植生は、概ねリュウキュウマツ群落であり、一部にチガヤーススキ群落がある。河口部・川沿いに畑地雑草群落、南東部に水田雑草群落、市街地がある。
 植生自然度は、概ね9であり、一部に5がある。河口部・川沿いに2、南東部に1、2がある。

動   物


 

 貴重な動物として、危急種2種(うち国指定天然記念物1種)、希少種2種が確認されている。
 また、少なくとも、絶滅危惧種1種(国指定天然記念物1種)、危急種7種(うち国指定天然記念物4種、県指定天然記念物1種)、希少種17種(うち県指定天然記念物4種)、地域個体群1種の生息推定域である。

そ の 他
 

 埋蔵文化財包蔵地「喜如嘉貝塚」、「喜如嘉グスク」がある。
 

社会環境




 

法 規 制

 一部地域が保安林として指定されている。

土地利用


 

 東部、沿岸部を除き地域森林計画区域に定められている。
 全域が農業振興地域に指定され、東部の一部が農用地区域となっている。
 土地利用の現況は、概ね一般住宅地区、サトウキビ畑であり、北東部・南西部は針葉樹林(天然林)、混交樹林が混在する。

そ の 他



 

河   川
 

 大川川がある。
 

景   観
眺 望 点

 沿岸部が沖縄海岸国定公園(特別地域、普通地域)に指定されている。
 

                          特 記 事 項