「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

 57

圏域区分番号

11

作成年月日

  年 月 日

2次メッシュコード

392646

3次メッシュコード

11,12,13,14,21,22,23

保全性分級区分名

自然環境の保全を図る区域

圏域内市町村名

仲里村・具志川村

自然環境






















 

地形・地質






 

 地形分類は、概ね丘陵地(大起伏丘陵)であり、一部に丘陵地(小起伏丘陵)、台地・段丘(高位段丘、中位段丘、段丘を刻む谷)、低地(谷底低地、海岸低地)、段丘崖・海食崖がある。
 表層土壌は、乾性非塩基系暗赤色土壌、乾性赤色土壌、細粒赤色土壌が混在し、一部に適潤性非塩基系暗赤色土壌、細粒赤色土壌、細粒黄色土壌、塩基系暗赤色土壌、細粒暗赤色土壌、細粒灰色低地土壌、中粗粒褐色低地土壌、造成地土壌がある。
 表層地質は、北部は概ね宇江城安山岩類(第三紀:鮮新世〜中新世)、南部は概ね山城凝灰岩類(第三紀:鮮新世〜中新世)であり、一部に島尻層群砂岩・泥岩(第三紀:鮮新世〜中新世)、沖積層(第四紀:完新世)、砂丘砂層・海浜砂層(第四紀:完新世)、琉球石灰岩(第四紀:更新世)がある。

植   物




 

 現存植生は、畑地・雑草群落、チガヤ−ススキ群落、リュウキュウマツ群落が混在し、北部・北東部にリュウキュウアオキ−スダジイ群集、南西部・南東部にヨシクラス(セイコノヨシを含む)、東部にタブ群落(ヤブニッケイ群落)がある。東部・北部に開放水域、東部に市街地がある。
 植生自然度は、概ね2、5、9であり、南西部・南東部に10、東部に1、北部・東部に3がある。
 特定植物群落として、「ウーリ池のタブノキ−クロツグ群落」がある。
 仲里村指定天然記念物「米原の一本松」がある。

動   物


 

 貴重な動物として、絶滅危惧種1種(県指定天然記念物1種)、危急種3種、希少種7種、地域個体群1種が確認されている。
 また、少なくとも、危急種3種(うち国指定天然記念物2種)、希少種1種の生息推定域である。
 

そ の 他

 

 仲里村指定天然記念物「ウーリお嶽一帯の植物群落」がある。
 埋蔵文化財包蔵地として、集落跡2件、散布地1件、貝塚1件、グスク1件がある。          御嶽等拝所が3件ある。

社会環境









 

法 規 制



 

 北西部の一部が県設具志川鳥獣保護区(森林鳥獣生息地)に設定され、一部が特別保護地区に指定されている。
 北西部・中央部・東部の一部が保安林に指定されている。
 全域が久米島県立自然公園(普通地区、特別地区)に指定されている。
 北部の一部が宇江城岳キクザトサワヘビ生息地等保護区に指定されている。

土地利用



 

 東部・南西部が農用地区域となっている。
 一部地域が地域森林計画区域に定められている。
 土地利用の現況は、北西部・東部は広葉樹林、中央部は混交樹林である。その他の地域はサトウキビ畑、針葉樹林、野草地、普通畑が混在し、南部に改変工事中の区域、東部に公園緑地、一般住宅地区、商業地区、田、西部に田、空地、工業地区がある。

そ の 他



 

河   川
 

 白瀬川、浦地川、儀間川、銭田川がある。
 上江洲ダム、フサナキ池、比嘉池、テーバル池、儀間池、ウーリー池がある。

景   観
眺 望 点

 だるま山園地、登武那覇園地(久米島県立自然公園)がある。
 天后宮(観光施設)がある。

特 記 事 項




 

 フサンナ山(199.0m)、フサキナ山(219.9m)がある。