「圏域診断カルテ」

図 面 番 号

 56

圏域区分番号

 5

作成年月日

  年 月 日

2次メッシュコード

362475

3次メッシュコード

74,75,76,85,86,94,95,96,97

保全性分級区分名

身近な自然環境の保全を図る区域

圏域内市町村名

多良間村

自然環境





















 

地形・地質





 

 地形分類は、概ね台地・段丘(下位面)であり、沿岸部に砂丘がある。
 表層土壌は、概ね暗質暗赤色土壌であり、北東部・南西部に埴質未熟土壌、北部・中央部に細粒暗赤色土壌がある。沿岸部は埴質未熟土壌である。
 表層地質は、概ね琉球石灰岩(第四紀、更新世)であり、東部沿岸よりに新期砂丘砂層(第四紀:完新世)がある。東部に南北方向の断層がある。
 特異な地形・地質として、沿岸部に「砂丘」、内陸部北東部に「活断層」、北西部に「リーフブロック(津波石)」がある。

植   物






 

 現存植生は、内陸部は概ね畑地・雑草群落であり、一部にリュウキュウマツ群落、ススキ群団、モクマオウ植林、常緑広葉樹植林、外国産広葉樹林(ギンネム林)、中部南側・南西部に人工草地、南東部に桑畑、造成地がある。沿岸部は隆起珊瑚礁植生、アダン−オオハマボウ群落であり、内陸よりにモクマオウ植林、常緑広葉樹植林がある。一部地域に市街地がある。
 植生自然度は、内陸部は概ね2であり、一部に1、5、6がある。沿岸部は9であり、内陸よりに5がある。
 特定植物群落として、「多良間島塩川御嶽のフクギ植生」、「多良間島の抱護林」がある。
 県指定天然記念物「塩川御嶽の植物群落並びにフクギ並木」、「多良間島の抱護林」がある。

動   物

 

 貴重な動物として、希少種1種(国指定天然記念物1種)が確認されている。
 また、少なくとも、危急種1種、希少種5種の生息推定域である。
 

そ の 他
 

 埋蔵文化財包蔵地として、散布地3件、集落跡2件がある。
 御嶽等拝所が7件ある。

社会環境







 

法 規 制
 

 一部地域が保安林として指定されている。
 

土地利用




 

 北部・北東部・南東部の一部を除き農用地区域となっている。
 一部地域が地域森林計画区域に定められている。
 土地利用の現況は、内陸部は概ねサトウキビ畑であり、一部に広葉樹林、普通畑、野草地、南東部に牧草地、南部に裸地、畜舎、南西部に牧草地、針葉樹林、混交樹林、運輸流通施設、北西部に工業地区、北部に一般住宅地区、文教地区、商業地区、供給処理施設、空地、北東部に公園緑地がある。沿岸部は裸地であり、内陸よりに広葉樹林、アダン林がある。

そ の 他



 

河   川
 


 

景   観
眺 望 点


 

特 記 事 項







 

 塩川御嶽、フタッジ御嶽、抱護林、塩川御嶽並木がある。