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全長55CMほどのワシ・タカ類。日本では八重山諸島だけに生息。頭にある冠のような羽毛がカンムリワシという和名の由来になっている。主に湿地帯や草地で餌となるネズミや小鳥、ヘビ、トカゲ、カニなどを食べる。カンムリワシ国指定特別天然記念物日本最大の野生のネズミ。体長25CMほどになり、背中には短い毛に混じって長い毛がある。森林に生息し、主に樹上で生活する。夜間に活動し木の葉や木の実などを食べる。沖縄島では開発などにより個体数が激減している。ケナガネズミ国指定天然記念物1983年に発見された日本最大のコガネムシの仲間。オスの前足が長く8CMにもなる。沖縄島の固有種でヤンバルのイタジイを中心とした森林にだけ生息する。森林伐採や密猟による個体数の減少が心配されている。ヤンバルテナガコガネ国指定天然記念物世界でヤンバルの森だけに生息するキツツキ。イタジイなどに50CM前後の巣穴を掘る。枯れた木などにいるカミキリムシの幼虫や、地上で土を掘り昆虫などを食べる。個体数は100~200羽と推測され、絶滅が心配されている。ノグチゲラ国指定特別天然記念物世界最大の蛾として知られ、日本では与那国で初めて採取されたことから和名の由来になった。メスは羽を広げると20~30CMにもなる。石垣島、西表島にも生息し、幼虫はアカギ、モクタチバナなどの葉を好んで食べる。ヨナグニサン県指定天然記念物全長40CMほどの日本最大のハト。県内各地の森林に生息し、ウッウーと唸るような鳴き声が特徴的。全体的に黒っぽく見えるが、光にあたると緑や紫色の金属色を放つ。カラスバト国指定天然記念物日本の最も南に生息する野生のシカ。本土のシカより小柄で黒っぽい。17世紀頃に九州から持ち込まれ、環境に適応して小型化したと考えられている。島から島へ泳いで渡るケラマジカが多くの人に目撃されている。ケラマジカ国指定天然記念物コラム天然記念物いろいろ沖縄には国指定特別天然記念物が5件、国指定天然記念物が46件、県指定天然記念物が52件、市町村指定が122件あり、動物以外にも植物・地質鉱物(特異な自然現象の生じている土地)などが含まれています。推定樹齢280~300年。樹高約19M、幹の周囲は約10M。市街地に位置し、市のシンボル的役割を果たしている。600万年前に安山岩のマグマが海底近くの地下で冷え固まってできたものといわれる。平成26年7月に国の天然記念物に指定されたばかり。慶佐次川河口から上流に向かって本島最大級のヒルギ林が広がる。メヒルギ・オヒルギ・ヤエヤマヒルギの3種類を見ることができる。名護のひんぷんガジュマル国指定天然記念物久米島町奥武島の畳石国指定天然記念物慶佐次湾のヒルギ林国指定天然記念物3月25日(水)~29日(日)美ら島沖縄2015.211