令和3年度沖縄県認知症キャラバンメイト事務局

ページ番号1007245  更新日 2024年1月11日

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  • 認知症サポーター養成講座について
  • オレンジリングをお持ちのみなさまへ
  • 認知症キャラバン・メイトのみなさまへ

認知症は誰もがなりうる病気です

認知症とは「脳血管疾患、アルツハイマー病その他の要因に基づく脳の器質的な変化により日常生活に支障が生じる程度にまで記憶機能およびその他の認知機能が低下した状態(介護保険法第五条の二)」のことであり、誰にでも起こりうる脳の病気です。

認知症は主に、脳全体が萎縮して機能が損なわれるアルツハイマー型認知症と脳梗塞等によって脳細胞が死滅する脳血管性認知症の2つのタイプからなります。

厚生労働省の推計によると、2025年(平成37年)には全国で認知症高齢者が約700万人になると見込まれています。

沖縄県では、2020年(令和2年)3月末現在、介護保険の要介護(要支援)認定者のうち、認知症(「認知症高齢者の日常生活自立度判定基準」の判定ランクⅡ以上)の人は、41,797人(65歳以上の高齢者の約12.9%)となっています。

また、65歳未満で発症する「若年性認知症」があります。

認知症になってもだいじょうぶなまちづくり

認知症になっても本人は何も分からない、何もできないわけではありません。認知症になっても、周囲の理解と気遣いがあれば地域で暮らし続けることは可能です。

そのためには地域での支え合いが必要です。現在、全国的に認知症の方が地域で安心して暮らし続けられるよう、「認知症サポーター」の養成などの試みがなされているところです。

沖縄県でも、平成18年度から、認知症サポーター養成講座のボランティア講師となる「認知症キャラバン・メイト」を養成し、県内各地で「認知症サポーター」の養成を推進しています。

認知症サポーターとは

認知症サポーター養成講座を通じて認知症の正しい知識や認知症の人とのつきあい方を理解し、自分のできる範囲で認知症の人を応援するのが認知症サポーターです。認知症サポーターを養成するための講座を、地域、職場、学校など様々な場所で開催していきます。養成講座を修了した人が、「認知症サポーター」と呼ばれます。

認知症サポーターになろうよ!

「認知症サポーター」は、認知症を正しく理解し、認知症の方や家族を温かく見守る応援者であり、自分のできる範囲で活動しています。(認知症の人の介護などに従事してもらうわけではありません。)

認知症サポーターに期待されること

  1. 認知症に対して正しく理解し、偏見をもたない。
  2. 認知症の人や家族に対して温かい目で見守る。
  3. 近隣の認知症の人や家族に対して、自分なりに出来る簡単なことから実践する。
  4. 地域でできることを探し、相互扶助・協力・連携、ネットワークをつくる。
  5. まちづくりを担う地域のリーダーとして活躍する。

認知症サポーターになるには・・・

「認知症サポーター養成講座」を受講してください!!

認知症サポーター養成講座の内容

所要時間は約60分~90分程度。下表の基本内容を押さえた上で、対象者に合わせ適宜、構成・調節されます。

基本となる授業内容

標準時間(分)
認知症とは

15

認知症サポーターキャラバンDVD視聴

15

認知症の理解

30

認知症サポーターの役割

15

質疑応答・オレンジリング配布

15

講座を開講するためには開催日時と会場を決め、受講者を10人程度集めていただき、開催希望日の1ヵ月前までに別添の令和4年認知症サポーター養成講座担当窓口一覧」へ掲載の各市町村事務局へ申込み頂きます。

講師(キャラバン・メイト)が未決定の場合はキャラバン・メイト事務局で調整します。
なお、講座で使用する教材(テキスト、オレンジリング等)は事務局で用意します。また、キャラバン・メイト活動はボランティアで実施すると位置づけていることから、講座に係る受講料は無料として行います。※但し、講師の交通費等の実費を主催者が負担することは差し支えません。

オレンジリングをお持ちの認知症サポーターのみなさまへ

オレンジリングは、認知症サポーターの証です!!

写真:オレンジリング

認知症サポーター養成講座を修了したみなさまは、認知症を持つ人とその家族の応援者です。みなさまができることから、実践してみましょう!
オレンジリングをいつも身につけておくというのはなんとなく気恥ずかしいかも知れませんが、例えば、困っている方にやさしく声かけをするとか、驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけない、の認知症の人への対応心得三つの「ない」を実践するとか、認知症の方や地域の気になる方のことに関心を寄せるとか、できることから、できる限り継続して続けてください。そして、まだ講座を受けたことのない方に受講を勧めてください。


イラスト:認知症サポーターのいるお店・事業 久米島町4

もちろん、復習をかねてもう1回の受講も大歓迎です!!

また、県やお住まいの市町村で実施される、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりのための活動にぜひ参加してください。

県の取組

現在、準備中

認知症キャラバン・メイトのみなさま

  • 最近、お引越しや転勤、転職で連絡先が変わってませんか?→事務局へもご連絡お願いします。
  • 認知症サポーター養成講座を開催したら、実施報告が必要です。教材等と同封しておりますので、必ず、講座終了後できるだけ早く、キャラバン・メイトもしくは講座実施主体者から県または市町村事務局へ報告お願いします。
  • まだ1回も認知症サポーター養成講座を開いたことのないキャラバン・メイトさんへ

県では、1人でも多くの人に認知症について正しく理解し、支え手になる「認知症サポーター」を増やしたいと考えています。キャラバン・メイトの力が必要です!

県では、キャラバン・メイト活動充実のため、以下のような取組を実施しています。

  1. 認知症キャラバン・メイト現任研修→近年では平成31年3月11日(月曜日)に開催されました!市町村担当者を含め、78名の参加があり、自地域で認知症サポーター養成講座をきっかけにした認知症地域支援活動の1例の報告や、口座の企画・実演について話し合いました。
  2. 認知症サポーター養成講座開催支援→サポーターカードやオレンジリング、標準教材の提供はもちろんのこと、他のキャラバン・メイトが使用している教材の提供、先輩メイトと合同開催の調整等も実施しています。事務局にご相談ください!
  3. 市町村事務局の設置支援・市町村での認知症キャラバンメイトのつどい開催推進→令和3年4月現在、那覇市、宜野湾市、石垣市、浦添市、名護市、糸満市、沖縄市、豊見城市、うるま市、宮古島市、南城市、国頭村、大宜味村、東村、今帰仁村、本部町、恩納村、宜野座村、伊江村、読谷村、嘉手納町、北谷町、北中城村、中城村、西原町、与那原町、南風原町、渡嘉敷村、座間味村、粟国村、渡名喜村、南大東村、北大東村、伊平屋村、伊是名村、久米島町、八重瀬町、多良間村、竹富町、与那国町の40市町村が事務局を設置しています。各市町村において、キャラバン・メイトのつどい等が開催されつつあります。
写真:沖縄市のキャラバン・メイト 宮里幸子さまからいただいたぬいぐるみ
 沖縄市のキャラバン・メイト 宮里幸子さまからいただきました。

お知らせ

令和4年度 沖縄県認知症キャラバン・メイト養成研修について

関連リンク

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このページに関するお問い合わせ

沖縄県 保健医療介護部 地域包括ケア推進課
〒900-8570 沖縄県那覇市泉崎1-2-2行政棟3階(南側)
電話:098-894-2152 ファクス:098-862-6325
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