第6回沖縄平和賞受賞者

ページ番号1008346  更新日 2024年1月11日

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特定非営利活動法人 シャプラニール=市民による海外協力の会

写真:現地での活動の様子


特定(とくてい)非営利(ひえいり)活動法人(かつどうほうじん)シャプラニール=市民(しみん)による海外協力(かいぎきょうりょく)の会(かい)は、南(みなみ)アジアの貧(まず)しい人々(ひとびと)の生活向上(せいかつこうじょう)を目的(もくてき)に、全(すべ)ての人(ひと)がもつ豊(ゆた)かな可能性(かのうせい)が開花(かいか)する社会(しゃかい)の実現(じつげん)を目指(めざ)して、一般(いっぱん)の市民(しみん)の思(おも)いにより1972年(ねん)に設立(せつりつ)されました。

シャプラニールの活動は、バングラデシュを中心(ちゅうしん)に始(はじ)まり、ネパールにも場(ば)を広(ひろ)げ、一過性(いっかせい)の支援(しえん)で対応(たいおう)するにはあまりに膨大(ぼうだい)な貧困層(ひんこんそう)に対(たい)して、当事者(とうじしゃ)自身(じしん)が自立(じりつ)して社会参加(しゃかいさんか)するために必要(ひつよう)な支援をおこなっています。

そのため、現地(げんち)のNGO(えぬじぃお)をパートナーにすることで、シャプラニールに対する地域住民(ちいきじゅうみん)の依存心(いぞんしん)を生(う)むことなく自助努力(じじょどりょく)を促(うなが)すことを活動の基本(きほん)とし、住民(じゅうみん)当事者(とうじしゃ)の主体性(しゅたいせい)を最大限(さいだいげん)に尊重(そんちょう)しています。

これまで、農民(のうみん)たちが自発的(じはつてき)に組織(そしき)する相互扶助(そうごふじょ)グループを側面(そくめん)から支援するため、農業技術研修(のうぎょうぎじゅつ)や資金調達指導(しきんちょうたつしどう)による所得向上(しょとくこうじょう)プログラムの実施(じっし)、保健(ほけん)・衛生(えいせい)の生活改善(せいかつかいぜん)、識字教育(しきじきょういく)などをおこない、総合的(そごうてき)な農村開発(のうそんかいはつ)を中心(ちゅうしん)に取り組ん(とりくん)できました。

(くわ)えて、ストリートチルドレン、家事使用人(かじしようにん)として働(はたら)く少女(しょうじょ)やその他(た)の働く子どもたち、女性(じょせい)や高齢者(こうれいしゃ)、障がい者(しょうがいしゃ)、先住民族(せんじゅうみんぞく)など社会的(しゃかいてき)・経済的(けいざいてき)に「取(と)り残(のこ)された人々(ひとびと)」に目(め)を向(む)け、見逃(みのが)されがちな現地(げんちの)の課題(かだい)を発掘(はっくつ)し、児童(じどう)のための補習教室(ほしゅうきょうしつ)や女性の権利教育(けんりきょういく)、障がい者に対する補装具(ほそうぐ)提供(ていきょう)、さらには手工芸品(じゅこうげいひん)のフェアトレードといったきめの細(こま)かい活動をおこなっています。

たびたび当地(とうち)を襲(おそ)うサイクロンや洪水(こうずい)による自然災害(しぜんさいがい)への緊急救援(きんきゅうきゅうえん)および復興支援(ふっこうしえん)も継続的(けいぞくてき)に実施(じっし)しており、シャプラニールの現地(げんち)スタッフによる的確(てきかく)な情報収集(じょうほうしゅうしゅう)とパートナー団体(だんたい)との連携(れんけい)にもとづく現地事情(げんちじじょう)にそくした活動のありかたは、苦(くる)しんでいる人々のことを最優先(さいゆうせん)に考(かんが)えている表(あらわ)れであり、また、災害リスクの軽減(けいげん)を図(はか)る地域別(ちいきべつ)防災計画(ぼうさいけいかく)策定等(さくていとう)の取り組みも注目(ちゅうもく)に値(あたい)します。

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