美ら島沖縄 vol.500

「美ら島沖縄」は、県政についての情報や、県内各地域の情報をわかりやすく県民の皆様に伝えるための雑誌です。


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美ら島沖縄2017.59歯・口腔の健康循環器疾患食生活休養・こころの健康アルコールがん身体活動タバコ・COPDお問い合わせ県健康長寿課電話:098ー866ー2209FAX:098ー866ー2289タバコの煙には多くの有害物質が含まれており、周囲の人の健康にも悪い影響を与えることがわかっています。タバコを吸う人も吸わない人も、タバコの健康被害を理解し、受動喫煙を防ぐ意識を持ちましょう。沖縄県が平成27年度に行った受動喫煙実態調査では、他人の吸ったタバコの煙に関しては、実に70%の人が不快に感じているものの、一方では50%の人が「受動喫煙には我慢が必要」だと回答し、多くの県民がタバコの煙は嫌だと思いつつも、我慢する実態が明らかになりました。そのため、吸わない人への啓発も重要となります。また、世界保健機構(WHO)は、5月31日を「世界禁煙デー」と定め、喫煙しないことが一般的な社会習慣となることを目指し、日本でも世界禁煙デーに始まる一週間を「禁煙週間」として禁煙対策を進めています。この機会にタバコによる健康影響について、考えてみませんか。受動喫煙に対する県民の意識喫煙が原因で死亡する人は日本国内で年間に約13万人とされていますが、受動喫煙で死亡する人も約1万5,000人にのぼると推計されています。タバコを吸わない人も、受動喫煙に合わないよう心がけることが重要となります。・肺がん・虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)・脳卒中・乳がん・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・中耳炎・妊婦の場合は低出生体重児、早産など・乳幼児突然死症候群(SIDS)・小児がん・身体発達の低下・中耳炎・呼吸器系症状・肺機能低下など*親が喫煙すると子どもは病気になりやすい家族に喫煙者がいる赤ちゃんの尿からは、喫煙者がいない赤ちゃんに比べて多くのニコチンが検出されます。深刻な受動喫煙の健康被害禁煙外来の保険適用が若い世代(未成年者にも)で緩和され、治療を受けやすくなりました。詳細については医療機関にお問い合わせ下さい。沖縄県内の禁煙外来医療機関については下記で検索できます。禁煙はいつ始めても遅くないがんタバコ・COPD吸わない人も受動喫煙に気をつけましょう~タバコが与える健康被害~VOL.37●受動喫煙でこんな病気になるかも●家族に喫煙者がいる赤ちゃんは成人乳幼児・子ども他人の吸ったタバコの煙を不快に感じますか?※四捨五入の関係で合計が100%にはなっていません。受動喫煙に神経質になりすぎると、喫煙者との人間関係を壊すので、多少は我慢が必要である。ややそう思う37%そう思わない21%あまりそう思わない24%無回答5%我慢が必要そう思う13%沖縄県「平成27年度受動喫煙実態調査」よりとても不快37%やや不快33%あまり不快ではない19%無回答3%全く不快ではない7%不快家族の喫煙と赤ちゃんの尿中ニコチン濃度※尿中ニコチン/クレアチニン(NG/MG)0喫煙者あり喫煙者なし100200300400日本肺癌学会「喫煙問題に関するスライド集」より検索健康おきなわたばこ広告


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