美ら島沖縄 vol.500

「美ら島沖縄」は、県政についての情報や、県内各地域の情報をわかりやすく県民の皆様に伝えるための雑誌です。


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5月は自動車税の納付月です!沖縄県では琉球政府文書のデジタル化事業を進めており、平成28年度からはデジタル化した画像データのインターネット公開をスタートしました。これまで公文書館の利用が困難だった離島等遠隔地の方を含め、多くの方に琉球政府文書をご利用いただくとともに、国内外における沖縄研究に貢献していくことを目指しています。1945年から1972年の日本復帰までの約27年間、沖縄は米国統治下にありました。琉球政府文書は、その時代に住民側の自治機構として立法、行政、司法の三権を有した琉球政府やその前身機関によって作成された公文書です。日本復帰に伴って沖縄県に引き継がれ、現在は沖縄県公文書館で保存されています。沖縄戦で多くの記録を焼失した沖縄にとって、琉球政府文書は戦後沖縄の歴史を研究する上で貴重な行政活動の証となっています。琉球政府行政府ビル〜時を超えて残したいものがここにある〜琉球政府文書デジタルアーカイブ資料のデジタル化オーバーヘッドカメラを使用して、資料をスキャニングします。その際に厚い資料は綴じを緩める等の前準備を行います。公開用画像データの作成と検索目録の整備デジタル化した画像に個人情報や著作物等が含まれる部分をマスキング(黒塗り)します。また、検索用キーワード等の充実を図ります。公開用画像データのウェブ公開公開用画像データと検索目録を公開システムに搭載します。インターネットを通して誰もが自由に閲覧できるようになります。琉球政府文書とはデジタル化からウェブ公開までの一連の業務を紹介します。123ご利用は沖縄県公文書館のホームページからHTTP://WWW.ARCHIVES.PREF.OKINAWA.JP琉球政府文書のインターネット公開特2集SPECIALISSUE6美ら島沖縄2017.5


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