美ら島沖縄 vol.493

「美ら島沖縄」は、県政についての情報や、県内各地域の情報をわかりやすく県民の皆様に伝えるための雑誌です。


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食生活休養・こころの健康アルコールがん身体活動タバコ・COPD歯・口腔の健康循環器疾患平成26年の統計によると、沖縄県の中で最も多い死亡原因はがんであり、がんによる死亡者数も年々増加傾向にあります。子宮頸がんの罹患の状況など、若い人にとっても、がんの種類によっては身近な問題です。早期のがんは、ご自身ではまず気づきません。健康に自信がある人でも、「異常を感じたら」では、手遅れになる場合があります。早期に見つけるには、定期的ながん検診を受けるのが最善の方法です。早期に発見するのとしないのとでは、生存率に大きな差が出ます。※ここでいう「生存率」とは、診断時からの5年相対生存率です。「早期発見」は臨床進行度における「限局」を、「早期発見できなかった場合」は臨床進行度における「遠隔」を指しています。出典:全国がん罹患モニタリング集計2006-2008年生存率報告(沖縄県2007-2008年)お問い合わせ県健康長寿課電話:098ー866ー2209FAX:098ー866ー2289早く見つけて、早く治す。毎年10月は「がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間」です。お住まいの市町村で受診できるがん検診や、職場で受診できるがん検診を受診しましょう。検診費が無料になったり、自己負担が小さくなるお得な助成制度が設けられていますので、市町村から届くがん検診のお知らせには、一度、目を通しましょう。10月はがん検診集中強化月間です!がん検診で「要精密検査」になったら放置せず、必ず精密検査を受診しましょう。精密検査で最終的に「がん」かそうでないかが診断されます。「要精密検査」の場合、早期の診断・治療が命にかかわる場合があります。がん検診の精密検査は公的医療保険の対象です。沖縄県では、胃がん、大腸がん、乳がんについて精密検査協力医療機関名簿を作成し、公表しています。がん検診で「要精密検査」になったら定期的ながん検診があなたの命を守ります!VOL.30出典:厚生労働省人口動態統計(平成26年沖縄県分)※上皮内がんを含む年齢階級別罹患率(出典:平成28年度沖縄県がん登録事業報告)がん検診協力医療機関名簿についてHTTP://WWW.PREF.OKINAWA.JP/SITE/HOKEN/KENKOTYOJU/KIKAKU/SEIMITUKENSA.HTML健康おきなわ21HTTP://WWW.KENKO-OKINAWA21.JP/「がんの早期発見(がん検診)」関連リンク集(国立がん研究センターがん情報サービス)HTTP://GANJOHO.JP/REG_STAT/CANCER_CONTROL/fiELD/CC03_05.HTMLがん26%心疾患14%肺炎8%脳血管疾患8%その他44%関係リンク子宮頸がんの県内罹患率(人口10万対)診断時の年齢12010080604020015-1920-2425-2930-3435-3940-4445-4950-5455-5960-6465-6970-7475-7980-8485+早期発見の生存率■早期発見■早期発見できなかった場合100%80%60%40%20%0%胃がん95.0%4.7%大腸がん95.2%12.8%乳がん98.9%41.1%子宮頸がん87.0%6.3%肺がん83.3%2.0%科学的根拠があるがん検診の種類・検診項目等※乳がん検診での視触診は、平成28年2月以降、検診項目として推奨されていません。(厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」)種類胃がん肺がん大腸がん乳がん子宮頸がん検診項目問診、胃部エックス線検査または胃内視鏡検査問診、胸部エックス線検査、喀痰細胞診(一定対象者)問診、便潜血検査問診、乳房エックス線検査(マンモグラフィ)問診、視診、子宮頸部の細胞診、内診対象年齢50歳以上40歳以上40歳以上40歳以上20歳以上受診間隔2年に1回毎年1回毎年1回2年に1回2年に1回平成26年県内総死亡数(11,361人)に占める割合第6回世界のウチナーンチュ大会開催!!10月26日(水)から10月30日(日)9美ら島沖縄2016.10


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